先日、小耳にしたケースから
ちょっと参考になることがあれば・・・


そのママは、出産後4か月で授乳中。
3週間くらい前からおっぱいの調子が悪かったそうで、
真っ赤に腫れ上がるほどの乳腺炎で受診、すぐに入院し、切開となってしまったそうです。
その後の母乳育児が難しくなってしまわないか、心配です。
今まで4か月、頑張ってお子さんに母乳を飲ませてくださっていたのに・・と
心が痛みました。


乳腺炎の原因は様々です。


以前は“食べ物”説があり、お肉を食べてはいけないとか、甘いものは良くないとか、粗食を心がけること!など、いろいろ言われていました。
お母さんたちからは、「何も食べられるものがない」
「好きなものをガマンしなくちゃならない母乳育児はストレス!!」
という声が聴かれていました。
しかし、
バランスよい食事を心がけていただければ、基本的には何を食べても良いのです。
妊娠中に気を付けていたことを思い出して実行すれば、上等!上等!(笑)


あとは、
とにかく飲んでもらうことが1番の治療法です。
「搾乳してください」と言われることがあるかもしれませんが
自分で搾乳を頑張って上手にできる人もいるでしょうが
多くの場合「出る腺からは出るけど、つまっている乳腺からは出ない・・」と。


塞がっている乳腺を開通させることは私たち助産師におまかせいただき、
ママには、ママにしか出来ない事、“授乳”を頑張っていただき、
赤ちゃんとママと助産師とタッグを組んで、
(抗生剤が必要な時には医師も・・)
乳腺炎を治療していけたらな~と思います。


乳腺炎を治すのは、ママと赤ちゃん!!
私たち助産師は、それをちょっぴりお助けするだけです。
なので、「あれ?なんか硬くて痛いかも・・」と感じたら、まずはご相談ください。